こんな疑問に答えます。
こんにちは!フリーランスエンジニアの涼です
普段、Web制作会社やクラウドソーシング経由で案件を受注しています。
駆け出しエンジニアのみなさん。「実績がないから、クラウドソーシングで案件を全然受注できない...」と嘆いていませんか?
いくら提案文を書いても、全然取れないのはつらいですよね。
同じ案件に提案しているランサーの中には実績が100を超えている人もいます。(しかも高評価!)
「ライバルがこんなに強いんじゃ、自分はどうやっても受注できないんじゃないか?」そう諦めたくなるのもわかります。
しかし、駆け出しエンジニアでもコツを掴めば普通に案件を受注できます。
今回、私の経験をもとに駆け出しエンジニアがランサーズで受注する4つのコツを説明します。
ランサーズで実績を増やしたい方は必見です。
①最初の10件以内に提案する
案件が出されてから10件以内に提案しましょう。
なぜなら、10件を超えた提案は見られないからです。
例えば、40件の提案が来たとします。
依頼者はすべての提案に目を通す時間がありません。提案内容がしっかり見られるのは最初の10件だけです。
そのため、駆け出しエンジニアはランサーズを頻繁にチェックして、案件があるか確認したほうがいいです。
理想は1時間に1回案件を確認することです。(ある程度実績が増えたら頻度を落としましょう。朝、昼、晩の3回といったようにです)
こなせそうな案件があれば、即応募です。
実績がまだない駆け出しエンジニアは、スピードで他のランサーズと差別化すべきです。
②予算帯より低い価格で提案する
予算帯より低い価格で提案しましょう。
例えば、予算帯が「50,000円〜100,000円」だったら、35,000円や40,000円で提案します。
なぜなら、駆け出しエンジニアが他のランサーズと差別化するには、価格が重要だからです。
もし「実績数が50で高評価の多いランサーズ」と「実績0のランサーズ」が同じ金額で提案していたとします。
もちろん、実績豊富な前者のランサーズが選ばれます。
実績が少ないうちは、儲けるという意識を捨てましょう。
③オリジナリティのある提案文を書く
提案文には、テンプレの文に加えて、オリジナルな文章を入れましょう。
依頼主はテンプレの提案文を見飽きています。実際にランサーズで依頼を出すとわかるのですが、テンプレの提案文ばかりが届きます。
オリジナリティのある文章を付け加えることで、差別化することができます。
具体的な方法ですが、依頼主の文章を引用しましょう。
引用することで「自分の依頼文をちゃんと読んでくれてる」という印象を与えれます。
例を出します。
下記は私が受注した案件の提案文から引用しています。
>■ターゲット層
>・30代
>・男性
>・女性
>不動産購入の問い合わせを増やしたい
→私自身、30歳男です。ユーザーの視点に立って、問い合わせ増加につながるデザインを考案いたします。
>納品まで時間がないので気に入った提案があったら締め切りを待たずに即決させていただきます。
→着手指示後、遅くとも10日以内に納品可能の見込みです。(最短で納品できるよう対応いたします)
>※IE11の対応もお願いします。
→IE11対応を行います。また、IE以外のブラウザチェック(Chrome、Safari、Firefox,Edge)も全ての案件で行っております。
「依頼主の文章読んだけど、何もオリジナリティの内容書けないよ」
そんなときは依頼主の言葉を繰り返すだけでもいいです。以下は例になります。
>■ ターゲット像
>製造業の企業様、IT企業様の経営層が見ます。
→製造業、IT企業様の経営層を意識したデザインを作成します。
>■参考URL
→参考URLを拝見しました。同様のサイトを作成可能です。
>ホームページの内容と事業内容に乖離が出てきたので、新しくリニューアルしたいと思います。
→既存サイトのリニューアルですね!
>以前にもランサーズで外部の方に調整をお願いしたことがあるので、そのカスタマイズも尊重していただけますと幸いです。
→ランサーズの方のカスタマイズをうまく踏襲いたします。
とにかくテンプレ感を消すことが大事です。
コピペした提案文を見ると「手を抜いてるな」と思われます。最悪、「本当に依頼文を見て、提案してきたのか?適当に応募したのでは?提案を採用しても辞退される可能性があるのでは?」と疑われます。
オリジナリティのある文を書きましょう。
④15〜20件提案して1件受注できる
今までご紹介したコツ4つを実践したとしても、実績がない駆け出しエンジニアの場合なかなか受注できません。
感覚的には15〜20件提案して、1件受注できるぐらいでしょうか。
ランサーズの受注実績がないことはかなりのハンデです。実績がある人がどんどん受注できる仕組みになっています。
そのため、駆け出しエンジニアは提案数をとにかく増やしましょう。受注できないからといって落ち込むのではなく、機械的に淡々と提案するのです。
「10件提案したけどだめだった。もう諦めよう」はよくありません。
まずは30件提案です。これで1件も取れなければ、提案文を見直しましょう。
依頼主に刺さる魔法の提案文3つ
最後に、提案文に入れておきたい文章を3つ紹介します。
依頼主に響く魔法の文章です。提案文に入れておきましょう。
「ランサーズでの実績強化中のため、格安でご提供中です」
予算帯より低い価格で提案する場合、なぜこんなに安いんだ?と疑問に思われる可能性があります。
「依頼内容をちゃんと読まずに適当に応募したのでは?」と疑われます。
そこで「ランサーズでの実績強化中のため」という理由をつけましょう。
これで納得感が出ます。「実績がほしいから安くしてるんだな」と捉えてくれます。
例文を出します。
(例)「現在、ランサーズでの実績強化中のため格安でご提供中です。もちろん、高品質な納品物をお約束します」
※「格安だと品質が低いのでは?」と考える依頼主がいるかもしれません。上記では「高品質な納品物をお約束します」としています。格安だけどしっかり作りますよ、というアピールです。
「今月新規にお受けする案件は2件まで」
「今月新規にお受けする案件は2件まで」と書くことで、「早く決めなきゃ」という気持ちにさせることができます。
商品のセールでも同じです。
「どんどん売れてます。在庫は残り5つだけ!」と言われると、「買わなきゃ」と焦りますよね。
「新規に対応する案件は2つ」と書けば同じ効果を出せます。
また、「受注を制限しないといけないほど案件を抱えてる人なんだ。忙しいのかな(人気者なのかな)」という印象も出せます。
よく言われることですが、忙しい人ほど仕事ができるといいますよね。
逆に「今は何の案件も対応してません。すぐに対応できます!」と書かれると、「暇なエンジニアなんだな。スキルは大丈夫なのだろうか」と思われます。
提案文の例を書きます。
(例)「懇意にしていただいているお客様からの依頼が多くあるため、今月新規にお受けする案件は2件までとしております。もしご依頼いただける場合は、お早めにご採用いただけると幸いです」
※上記では、「懇意にしていただいているお客様からの依頼が多い」と直接書いてます。「他のクライアントが継続発注している」という事実を間接的に伝えています。これで信頼感を上げています。
「嘘を書きたくない。まだ実績0なのに」という人もいるかもしれません。
しかし、私は駆け出しの頃は背伸びするぐらいがちょうどいいと考えます。多少の嘘をついて受注したとしても、しっかりした納品物を作れば大丈夫です。
そうやって案件を取って実績が増えると、嘘が本当になっていきます。
まとめ
今回、実績のない駆け出しエンジニアがランサーズで受注するコツを書きました。
これまでに紹介した4つのコツを実践すれば、確実に受注できます。
魔法の提案文3つも入れればさらに受注の確率が上がります。
ぜひトライしてみてください。